嗜癖問題用語辞典

 アディクション(addiction)=嗜癖 
 飲み過ぎ、食べ過ぎ、買い過ぎ、働き過ぎ、ギャンブル癖など心身の健康を脅かしたり、社会的に不適切な自己破壊的習慣にふけること。アルコール依存症はもとより、薬物依存症(シンナーや鎮痛剤、覚醒剤等)、
 摂食障害(過食・拒食)、盗癖、ワーカホリズム(仕事依存症)、手首きり等の自傷癖、放火癖も含まれる。

 共依存=人間関係の嗜癖
 依存する相手を支配することによって充実感を得る人(A)と相手を心配させることによってその人を支配し続ける人(B)との間の硬直した二者関係を共依存(co-dependency)と言い、Aの立場の人を「(病を)支える人」(enabler)と呼んでいる。よくあるのはアルコール依存症本人(B)とそれを支える妻あるいは母親(A)である。

 自助組織(self-helpgroups)
 同じ病を持つ人たちが集まって、自分たちに共通する問題を出し合って、そこで得られる共感を支えにして自分自身の問題を直視し、回復していこうとする組織のこと。

 A・A(Alcoholics ・ Anonymous)
 無名のアルコール依存症者の会。1935年にアメリカで二人のアルコール依存症者によって結成。日本ゼネラル・サービス・オフィス(JSO)の連絡先は、東京都豊島区池袋4−17−10 土屋ビル4階。рヘ03−3590−5377

 断酒会(全日本断酒連盟)
 断酒会の基本活動は、例会出席である。例会では、酒害体験談を聴き、そして話すことが繰り返される。体験談は「言い放し、聴き放し」が原則であり、それを通して仲間との一体感が生まれ、孤立することなく、仲間の輪に支えられて断酒が継続できるのである。その歴史は、昭和28年に「断酒友の会」(昭和33年12月5に東京断酒新生会に改称)がはじまりとされている。その後、昭和33年11月25日に「高知断酒新生会」が誕生したことによって、全日本断酒連盟へと動き出すことになった。今や、日本最大規模の自助組織に発展しており、北は北海道から南は、沖縄まで断酒会が結成されているので、最寄りの保健所へ問い合わせるとよい。

 アダルトチルドレン(Adult Children)
 親、または親代わりの家族がアルコール依存症、あるいはその他の原因でうまく機能していないために、家庭の中で健康に生きていくために必要な安心感を得られなかった子どもたちが成人してからさまざまな不適応状態に陥ることがある。たとえば、子どもの頃からの不登校から立ち直れずに、そのまま引き籠もっていたり、あるいは、いったん社会に出たもののうつ病やその他の理由で出社拒否をしたり、子ども自身が親と同じ病になってしまうこともある。

 ACOA(Adult Children of Alcoholics)  アルコール依存症の親の元で成人になった子どもたち

 ACOD(Adult  Children of Disufunction)  機能不全家庭で成人になった子どもたち

 MAC(マック)
 「メニノール・アルコール・センター」の略称。アルコールや薬物依存症者を回復に導く手助けを目的に活動している民間のリハビリテーション施設。

 DARC(ダルク)
 ドラッグ・アディクション・リハビリテーション・センター」の略称。薬物依存症からの回復を援助する民間施設。

 NABA(ナバ)
 「日本・アノレキシア・ブリミア協会」の略称。摂食障害からの回復を願う人たちの集まり。

 NA(エヌエイ)
 「ナルコティクス・アノニマス」の略称。無名の薬物依存症者の会。

 GA(ジーエイ)
 「ギャンブラーズ・アノニマス」の略称。ギャンブル(競輪・競馬・麻雀・パチンコ等)を止めたい人たちの集まり。

 JACA(ジェイカ)
 「日本アダルトチルドレン協会」。会員制のACグループとして発足。愛知県春日井市には「パステルの会」が活動している。AC問題に関心を持った養護教諭をファシリテーターに、毎月定例会を開催している。臨床心理士がスーパーヴァイザーをになっている。